人の心に灯をともす 5593 怒ったら負け

【怒ったら負け】5593



枡野俊明(しゅんみょう)氏の心に響く言葉より…


《頭に来ても無礼者と闘わない》


■「怒ったら、自分の負け」と心得る


人の悪口をいったり、バカにしたり、ちょっとしたミスをあげつらったり。

失礼な物いいをされると、腹が立つものです。どうしてそんなふうに貶められなくてはいけないのかと、自尊心も傷つけられます。

あまりに理不尽だと、文句の一つもいいたくなるし、さらに口論、ケンカに発展する場合もあるでしょう。


それでも怒ってはいけません。

難しいけれど「受け流す」のが賢明です。


理由は二つ。

一つは、非礼・無礼を働く本人は、だいたいにおいてその自覚がない、つまり自分が非礼・無礼な振る舞いをしているとは思っていないからです。

そんな人と同じ土俵で争っても、こちらが疲れるだけ。

相手にすることはありません。


もう一つは、相手の指摘が正しいことがままあるからです。

とくに劣等感や弱みを抱えている人は、痛いところを突かれると、瞬間的に怒りの感情が噴出します。

そんなときはなんとか怒りをこらえて、しばし深呼吸。


「彼(彼女)のいうとおり、図星だな。怒りは呑み込み、今後の反省材料にしよう」と、気持ちを切り替えましょう。

いずれにせよ、非礼・無礼に対しては「怒ったら負け」と心得てください。



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「怒りは相手を苦しめるのではなく、自分を苦しめる」という仏教の教えがある。

怒りは、まことにやっかいだ。

いくつになってもコントロールが難しい。

そして、怒ってしまったあとは必ず、悔やむ。


大声でねじ伏せ、相手に分からせようとしたり、自分の正しさを押しつけようとする。

「自分を認めて欲しい」、「なぜわかってくれないのだ」という気持ちが、ゆがんだかたちで出てしまったのが怒り。


「アンガーマネジメント」という1970年代にアメリカで始まった心理トレーニングの方法がある。

これは、怒らないことではなく「怒りをコントロールすること」であり、「怒りと上手につき合うこと」。


それはたとえば、「衝動をコントロール」すること。

衝動をコントロールするとは、「最初の6秒をやりすごす」こと。

よく、「腹が立ったら十、数えよ」などといわれるが、間を置け、ということ。


まさに「受け流す」ということ。

「怒ったら負け」という言葉を胸に刻みたい。





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