人の心に灯をともす 5841 さあ、手放そう

【さあ、手放そう】5841



マーク・ネポ氏の心に響く言葉より…


《さあ、石を手放そう。 手で石を握りしめていると、自由にドラムが叩けない。 心が過去を握りしめていると、自由に歌を歌えない。》


私は今まで生きてきて、やっとこのことがわかりました。

この教訓はシンプルですが、とても深い意味を持っています。


一つのものを握りしめているかぎり、それが石であれ、手すりであれ、武器であれ、手を開くことも、他のものに手を伸ばすこともできません。

生きるという永遠のドラマは、このシンプルな法則に則っています。

何かをつくる、触る、あるいは音楽を奏でるためには、握りしめているものが石であれ、棒であれ、銃であれ、それを手放すというリスクを冒さなければならないのです。


そんなことを考えていると、過去を手放そうとしない一人の友人を思い出しました。

彼は過去をロープのように握りしめ、それを放すと、自分は転落してしまうと思っているようでした。

しかし、こうして自分の過去を握りしめているかぎり、目の前にある愛を抱きしめることはできませんし、そうなると、癒されることもないのです。


手を空っぽにしないと、新しいもので満たすことはできない・・・これは絶対的な真実です。

心にしても同じことです。

だからこそ、日々手放す勇気が必要なのです。


《手を放さないと新しいものはつかめない》


『「自分を変える」心の磨き方』三笠書房
https://q.bmd.jp/91/119/3589/__no__





禅では、手放すことを「放下著(ほうげじゃく)」という。

しがらみや、こだわりを、「捨てろ」、「忘れてしまえ」、「ほうり投げろ」、ということ。

若さも、病気も、老いることも、愚かさも、愛も、憎しみも、そして、過去や未来も、それに執着しないこと。


執着しているときは、ベクトルが自分を向いている。

自分のことだけを考えているということだ。


逆に、自分のベクトルが外に向っているときは、「人を喜ばせよう」としているとき。

「人を喜ばせよう」と考えているときは、自分のことは忘れている。

見返りを期待せず、世のため人のために生きている、ということだ。


今、「色々なことに執着しているな」、「なかなか手放せないな」、と思ったら、まず「人を喜ばせること」を考え、それをやってみること。

「さあ、手放そう」という言葉を胸に刻みたい。





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/3590/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3591/__no__

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/3592/__no__

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/3593/__no__

■X(旧ツイッター)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3594/__no__